11ページ【7日目】
今日の活動は夕方から「ランチョ ラゴス(Rancho Lagos)」といういわばダンスホールみたいなところに行くという予定。
晩ご飯もそこで,ということで,とにかく「PURA VIDA」の日々。
左は今日の朝ごはん。昨日残ったマグロの照り焼きを活用して「マグロの照り焼き丼・コスタリカ版」。サラダ。わかめの味噌汁。
味噌は日本から持参してあったので,実に懐かしの味というか,やはり日本人は味噌汁だ!って感じ。
右は本家の台所に置いてあった玉子。
ファーマーズマーケットでも紹介しましたが,玉子は基本こんな感じで30個入りで売っています。
これで1650CRC(約550円)程度なので,日本よりはやや安いでしょうか。
賞味期限の表示は1か月後。日本の賞味期限は2週間ですが,それは生食の賞味期限。コスタリカのように基本的に生食をしない文化圏では,加熱するなら玉子の賞味期限は1か月ということですね。
右は部屋に現れたトカゲ君。いや,イグアナの子供かも。
さて,朝ごはんを食べた後はまさしくぐうたら生活。いや「PURA VIDA」な生活。
朝寝して,プールで泳いで,ビール呑んで,命の洗濯の日々。
で,とりあえずお昼ご飯。
今日は日本から持参した「チヂミの粉」を使ってのチヂミ。
左はこのチヂミに入れようとするご当地のソーセージ。
何と言っても海外のソーセージは塩辛い。この塩辛いのが当たり前だけど,かなりの塩辛さ。
しかもこれは巨大!これを輪切りにして少し入れました。
このほかに玉ねぎ,キャベツ,ねぎなども入れて豪華チヂミ。
これがこの日のお昼ご飯。
「ランチョ ラゴス」への出発は午後5時ちょっと前。K女史の説明では,いい加減早く行かないと席が取れないということでした。
ということで,以下「ランチョ ラゴス」です。
まずは入り口で木戸銭を払います。とにかく入場するだけでも料金が発生。
生演奏もあるのだから,その料金ということにもなります。
入り口に案内もありますが,これは8月2日土曜日のイベントなので,予告編ですね。
で,木戸銭を払えば各自に下のようなリストバンドがもらえて,それを腕に巻いて中に入ります。
さて,この「ランチョ ラゴス」を説明すれば「Salon de eventos bailables y espectaculos(ダンスとエンターテイメントのイベントホール)」ということです。
「rancho」は直訳すれば「牧場」のようですが,そのほかの訳語の意味として「Lugar fuera de poblado, donde se albergan diversas familias o personas.(町外れで,複数の家族や個人が滞在する場所)というのが最もしっくりきます。
そして,「Lagos」は「湖」。確かに池のほとりにありますが,まあ,湖というよりも池。
なので「ランチョ ラゴス」は「池のほとりでみんなが集まる楽しい家」みたいな意味かもしれません。
上2つの写真はテラス席から見た池の様子。優雅に鳥が泳いでいます。
それで,行く前のK女史の説明を自分なりにまとめたらこんな感じなのでした。
「毎週日曜日に開催される,この町の楽しいイベント」
「言ってみれば,『村のお祭り』みたいなもの」
「みんな楽しみで集まってくる」
「夕方は年配者が多いけど,夜が更けるにしたがって若い人たちがやって来る」
「座れる席を取るためには早めに行くのがいい」
ということなので,日本の夏祭りを想像して,町の広場で屋台でも出て,音楽に合わせて(盆踊りみたいに)踊って,楽しく過ごすイベントかと思ったら,何のことはない,いわば有料の広いダンスホール,しかも生演奏付き。
予想していたものとは大違い,昔の日本のディスコのコスタリカ版,いや,もっと素敵な生演奏付きの,しかもオープンエアーで,美味しい料理もあるダンスホールという感じでした。
左は我々が座った池のほとりの席のあたり。
入った時にはテーブルの上には優雅に黒猫君が寝そべっていました。
5時前でしたので,席はたっぷり空いていましたが,夜遅くなっても,若者というよりも年配者多数。
若者がたくさんやって来るかと思ったけど,年配者の方がよっぽど多かったですねえ。「ジジババダンスホール」という感じでしたねえ。
右の写真は生演奏中。ずっと生演奏じゃなくて,途中で録音に切り替わったりしますが,それと気がつかない音響のうまさ。すべて生演奏かと思っていたのでした。
ここでの夕食については「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「ランチョ ラゴス」のページへどうぞ。この旅でよくお目にかかった「Ceviche(セビーチェ)」や「ティラピア丸ごと」なんてのもいただきました。
それに毎度おなじみ「ピルセン」呑んで,踊るので酔いが回るったら……
ということで,こうやって夜が更けていきます。
結局私が帰ったのが夜の10時頃。久しぶりの「ディスコでの夜遊び」って感じでした。いや,ここはディスコじゃないね。
だけど,こう言って去りますか。
「ケツカッチンなので,ドロンします。」
ここでの夕食,いや,宴会の報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Rancho Lagos(ランチョ ラゴス)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
ランチョ ラゴスはフロレンシアの南西の町はずれにあります。
所在地: Provincia de Alajuela, Penjamo
昨日のラ・フォルトゥーナ散策で,K君チームが見つけて,ありったけ買ってきたというクラフトビール11本。そのうちまずはラベルの素敵な「SuizyTico」という会社のビールの紹介です。
ウェブサイトには以下のようにありました。
SuizyTicoの創業者,マークとアナ・ガブリエラです。SuizyTicoは,ラ・フォルトゥナと雄大なアレナル火山からわずか30分のSan Isidro de Penas Blancas(サン・イシドロ・デ・ペニャス・ブランカス→アラフエラ州サン・ラモン)にあります。
SuizyTicoはコスタリカで最も小規模な醸造会社の一つであり,薪で醸造を行う唯一の会社です。
私たちは少量ずつ醸造しているため,生産能力に限りがあります。薪での醸造はゆっくりとしたプロセスで,従来の醸造の約2倍の時間がかかります。さらに,醸造前の薪の準備や醸造後の清掃など,多くの手間がかかります。
ビールと愛をめぐる私たちの物語は,実に様々です。妻のアナ・ガブリエラは長年クラフトビールの聖地で暮らし,私が初めて彼女に会った時から既に様々なスタイルについて多くのことを知っていました。当時,私が彼女をビールに誘わなかったため,彼女は自分でビールを作る方法を学ぶことにしました。後に彼女は私をクラフトビールの世界に引き入れ,私は今の妻とクラフトビールの両方に恋に落ちました。私たちは,すべての良質な製品は愛によって作られていると信じています。
私たちは可能な限り環境に配慮した事業を行っています。原材料はできます限りオーガニック品質のものを使用するよう努めています。ホップと麦芽は輸入に頼っていますが,GMOフリー(遺伝子組み換えでない)の,入手可能な限り新鮮な原材料のみを使用しています。洗浄剤と消毒液はすべて生分解性です。
しかし,私たちにとってはこれで十分ではありません。私たちは日々,ビールをさらに良くしようと努力しています。
あなたがビール好きであれば(私はそのことに疑いの余地はありません),コスタリカのビールを試さずにコスタリカを去らないでください。
ということで,ちゃんと呑みましたよ。
これらのビールには「IBU」が表示されています。
「IBU」についてはこの下のコラム「ビールのIBU」を参照してください。
また,ビールの特徴について,ウェブサイトに解説のあったものは載せています。
それにしても素敵なイラストで,スペイン語がわからなくてもビール名が何を意味するかすぐにわかります。
iguana_fefeweizen
(イグアナ・ヘーフェヴァイツェン)
イグアナ・ヘーフェヴァイツェンは小麦ビール(ヘーフェヴァイツェン)です。ヨーロッパ人なので,たまにはこういうビールが欲しくなります。色々なお店を回ってみたものの,なかなか希望に合うものが見つからず,結局自分でヘーフェヴァイツェンを醸造することにしました。レモンのスライスを絞ると,爽やかな味わいが楽しめます。
アルコール度数5.5%
ホップの種類:ハラタウ ブラン
IBU 36
keel-billed ale(キールビル・エール)
keel-billed→サンショクキムネオオハシ
キールビル・エールは,煮沸工程でジンジャーを加える伝統的なエールです。スパイスの風味がなく,ジンジャー特有の風味を楽しめる,他に類を見ないビールです。
このビールは,セビーチェなどのあらゆる種類の魚介類,鶏肉,さまざまなカリブ風の料理によく合います。
アルコール度数5.9%
ホップの種類:センテニアルイエロー
IBU 27
oso perezoso ipa(オソ・ペレゾソ・IPA)
oso perezoso→なまけもの
オソ・ペレゾソIPAは私たちが初めて醸造したビールで,ホームブリュワーからクラフトブルワリーへと転向したきっかけでした。周りの人たちからとても好評で,販売を依頼されるほどでしたので,製造と流通の許可を取得する必要がありました。
オソ・ペレゾソIPAは,あらゆる種類の赤身肉,ピザ,ソーセージ,ハンバーガーなどと相性抜群です。バランスの取れた風味と口当たりは,料理の味を邪魔することなく,完璧に引き立てます。
アルコール度数6.7%
ホップの種類:シムコー センテニアル
IBU 45
pizote porter(ピゾート・ポーター)
pizote porter→ハナグマ(アライグマ科ハナグマ属)
ダークビールのご要望を何度もいただいていたので,ついに実現しました。とても美味しい出来栄えになったと思います。皆様のご意見をお待ちしております。
コーヒー,カカオ,その他のフレーバーを一切加えていないロバスト ポーターです。
アルコール度数6.2%
ホップの種類:ハラタウ ブラン
IBU 26
thirsty flog(サースティー・フロッグ)
イラストの蛙はコスタリカで最も有名なアカメアマガエル(Red-eyed Leaf Frog)
ホップの風味が心地よく,苦味も控えめな,とても飲みやすいサマーエール。ホップがセッションIPA(IPA(インディア・ペールエール)の特性を残しつつ,アルコール度数を抑えて飲みやすくしたビールのスタイル)の味わいを醸し出しています。
アルコール度数5.0%
ホップの種類:ハラタウ シトラホップ
IBU 27
wild cat(ワイルド・キャット)
wild cat→コスタリカにはジャガー,ピューマ,オセロット,マーゲイ,オンシラ,ジャガランディといった6種の野生ネコ科動物が生息しています。イラストはジャガー。でも,実際に野生で見かけることはほぼまれのようです。
アルコール度数6.7%
ホップの種類:シトラ・シムコー
IBU 75
ウェブサイトには解説はありませんでしたが,今回呑んだビールの中ではIBUが最も高く,一番苦いビールでしたということです。
この続きはコスタリカのビール その4へ
IBUとは,ビールの苦さを表す「国際苦味単位(International Bitterness Units)」の略称で,ビールに含まれる苦味成分であるイソ・アルファ酸の量を示す数値です。数値が高いほど苦味は強くなり,ビールの味わいを客観的に比較する際の指標として使用されています。
IBUの基本的な特徴
「苦さ」を数値で示すために,ビールの苦味成分であるイソ・アルファ酸が1リットルあたり1ミリグラム含まれると1 IBUと定義されます。
世界共通の単位として使われていて,いろいろなビールを比較するための標準的な指標として用いられます。
数値と苦味の目安
一般的なラガービール:IBU15〜25前後
苦味の強いIPA:IBU50以上が目安
留意点
IBUはあくまで数値で,実際の苦味の感じ方には,ビールに含まれる他の成分(甘味など)の影響も受けます。
なぜIBUが使われるようになったのかというと,ビールの苦味は,ホップの種類や使用量,煮沸時間などによって大きく左右されます。こうしたバラつきを数値化し,ビールの味わいを世界共通の基準で比較できますようにするために,IBUという指標が広く用いられるようになりました。(AI検索による結果のまとめ)
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